昨年の金沢医科大学1次試験は、順天堂大学
医学部の1次試験日が重複していましたが、
今年は他の医学部との重複は無くなりました。
他の医学部との試験日重複が無くなったこと
で、金沢医科大学の志願者は増えるでしょう
か?
私は、そう考えてはいません。
金沢医科大学と順天堂大学では、同じ私立医
学部でも受験者層が違うと思います。昨年の
医学部入試で、金沢医科大学と順天堂大学の
どちらを受験するか迷った受験生は、それほ
ど多くなかったのではないかと思います。
このことから、今年は順天堂大学医学部との
試験日重複は無くなりましたが、志願者数が
増える要因としては弱いのではないかと考え
ています。
既に試験を終えている、金沢医科大学総合型
選抜(AO入試)の志願者も減少していまし
たので、一般選抜の志願者も多少、減少して
もおかしくないと考えています。
さて、金沢医科大学医学部の試験時間は、英
語と数学が60分、理科は2科目90分(1科
目45分)と、かなり短くなっています。
金沢医科大学の試験問題そのものは、難しい
わけではありません。「明日までにやっておい
て」と言われれば、かなり解けるのではない
でしょうか?
しかし、これを60分や45分で解くとなると
大変です。「金沢医科大学の問題を試験時間の
中で、どう解くか」の作戦が重要です。
昨年の金沢医科大学医学部一般前期の1次試験
合格最低点は60.9%です。試験時間の短さに
苦労したと思われます。
金沢医科大学の数学では、確率が毎年出題さ
れています。総合型選抜でも確率が毎年出題
されています。明日の一般選抜でも出題され
るのは、間違いないでしょう。これまでやっ
て来た、確率の問題を見直しておくといいで
しょう。
金沢医科大学の英語も、形が決まっています。
過去問で「金沢医科大学の英語」に慣れてお
いてください。
金沢医科大学の化学は、大問まで行かない問
題が並びます。試験時間45分が目安ですから、
慌てないことを心掛けてください。合格のため
には、計算ミスは許されません。
金沢医科大学医学部一般前期の試験会場のう
ち東京試験会場、名古屋試験会場、福岡試験
会場は昨年と変わっています。去年と同じと
思い込まないようにしてください。
なお、金沢医科大学医学部では、総合型選抜
(研究医枠)を実施します。一般後期と同じ
日程、同じ試験内容ですので一般後期と同じ
問題になると思います。
募集人員は1名と少ないのですが、この試験
のことを知っている受験生は少ないと思われ
ますので、受験を検討するといいと思います。