東京医科大学医学部医学科一般選抜の志願者は
前年を151名下回る1765名でした。これは、
試験日重複が大きな要因だと考えられます。

昨年の東京医科大学一般入試の1次試験日は、
日本大学医学部N方式、久留米大学医学部の
1次試験日と重なっていました。ただし、日本
大学医学部N方式は志願者455名と多くは無く、
久留米大学医学部とは地域が分かれていました。

昨年は私立医学部3校の1次試験日が重複して
いましたが、ある程度すみ分けは出来ていたと
思います。

今年の東京医科大学1次試験日は埼玉医科大学
1次試験と試験日が同じになりました。同じ首
都圏の医学部ですので、医学部受験生は二つに
分かれたと思います。このことが東京医科大学
の志願者減の大きな要因だと思います。

東京医科大学のホームページには「2021年度
医学科一般選抜第1次試験　受験者の皆様へ」
という文章が掲載されています。

試験会場は2か所になりますが、試験会場を
間違えた場合は受験出来ない旨が書かれてい
ます。再度、自分の試験会場を確認してくだ
さい。

また試験会場への入構時間が、受験番号によ
って分かれています。早く行くと待たされる
可能性もありますので、入構時間も確認して
下さい。

所持品についても注意があります。東京
医科大学の解答方式は、全科目マーク式
ですので、HBの黒鉛筆が指定されてい
ます。また、試験会場に時計は無いため、
必ず時計の持参をするよう求めています。

東京医科大学の試験時間は英語も数学も
理科1科目も60分です。（理科は2科目
120分）

問題も、けして易しくはありません。試
験時間の60分をどう使うのかを考えて
おいてください。

なお、東京医科大学の数学は難易度が変
化しています。少なくとも2年分の過去
問を見ておくことをお勧めします。

東京医科大学医学部医学科共通テスト
利用入試の志願者は、前年を163名下
回る537名でした。私立医学部全体と
して共通テスト利用入試の志願者減が
目立ちます。

私立医学部受験生は、新しいテストへ
の不安が大きかったと思われます。

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