明日は、慶應義塾大学医学部と並ぶ最難関
医学部、東京慈恵会医科大学医学部医学科
の1次試験日です。
東京慈恵会医科大学が慶應義塾大学医学部
と並ぶ最難関としたのは、東京慈恵会医科
大学が学校推薦型選抜(推薦入試)や後期
試験、共通テスト利用入試などを行わず、
1回の一般選抜だけで110名の入学者を選
抜していることからです。
慶應義塾大学医学部の入学定員は東京慈恵
会医科大学医学部医学科と同じ110名です
が、一般選抜の募集人員は66名です。付属
校推薦で多くの医学部入学者を確保している
ことからです。
入試で上位66番までに入るのと上位110番
までに入るのとでは、難易度に差があると考
えていいでしょう。
慶應義塾大学医学部が私立医学部の雄である
ことは間違いないと思いますが、募集人員
110名の医学部入試で「偏差値」が慶應義塾
大学医学部に次ぐ、東京慈恵会医科大学医学
部も難関中の難関だと考えます。
東京慈恵会医科大学は、医学部医学科(医
学部看護学科もあります)の入試データを
受験生のために、細かく公表しています。
昨年の正規合格者の合格最低点は、得点率
49.50%でした。5割を取れば、正規で合格
出来ました。一昨年の正規最低点は51.75%、
その前年は52.50%ですので、50%が一
つの目安となりそうです。
東京慈恵会医科大学の入試問題は難しい
のですが、「半分取ればいい」くらいの
気持ちで明日の試験に臨んでください。
ここまでの入試で、あまり調子が出てい
なくても、関係ありません。東京慈恵会
医科大学に進学した昨年の生徒も、思わ
ぬ苦戦を強いられていたのですが、「慈
恵」では実力を発揮してくれました。
なお、東京慈恵会医科大学では、新型コ
ロナウイルス感染症への対応として、追
試験を2月25日に行います。