医学部入試

昨日、福井大学医学部の学校推薦型選抜の合格
発表がありました。福井大学医学部には全国枠、
地域枠など3つの枠があり、3つを併願するこ
とができます。

今年、私が直接担当していた生徒が第一志望の
枠で福井大学医学部に合格してくれました。

この生徒は、昨年12月に近畿大学医学部推薦
に合格していましたので、そこからは受験校を
絞り込んでの準備が可能となりました。

国公立医学部と私立医学部を併願する場合、
共通テスト対策と私立医学部対策のどちらに
軸足を置くか悩ましいのですが、近畿大学医
学部に合格したことで、それほど悩まずに
済みました。

共通テスト受験後、「安心」というほど取れ
ていなかったので、生徒と鈴村学院長と私
とで、「どの大学を最重点対策校」にするの
か話し合いました。

近畿大学医学部以上に行きたい私立医学部に
焦点を合わせるのか、地元の福井大学医学部
に焦点を合わせるのか、時間を掛けて話し合
い「福井大学医学部を第一志望とする」こと
を、決めました。

福井大学医学部の2次試験に向かって、私と
は徹底した面接練習をしました。特に「東京
の予備校に行っているあなたが、なぜ福井に
戻るの?」という質問へは、しっかり答えら
れるようにしました。

当然、福井県の医療事情も調べました。
実際の面接でも、東京志向じゃないのか
とかなりしつこく聞かれたようです。

周到な準備の結果、昨日の合格発表で見
事合格となりました。

明日、東京慈恵会医科大学の1次試験合
格発表がありますが、それを見る必要は
なくなりました。

まず、入学辞退可能な医学部推薦で合格
を掴み、そこから焦点を絞って医学部対
策を行う、という医学部受験の一つの理
想形だったと思います。

実は、この生徒の父親がこのブログの熱
心な読者の方で、その縁でメルリックス
に来てくれました。

生徒本人の頑張りが医学部合格の最大の
要因ですが、このブログも役に立ったと
すれば嬉しいかぎりです。

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