昨日、3月31日は私立医学部・私立歯学部の
繰り上げ合格最終日と言われています。私立
医学部では昨日、12校で繰り上げ合格があっ
たようです。

昨日は例えば、東京慈恵会医科大学で補欠順
位72位までが繰り上がりました。その他にも
岩手医科大学医学部、埼玉医科大学（前期）、
杏林大学医学部一般選抜、共通テスト利用
（前期）、東京女子医科大学、日本大学医学部
A方式、聖マリアンナ医科大学（前期・後期）、
東海大学医学部、金沢医科大学（前期）、川崎
医科大学、久留米大学医学部（前期）、福岡大
学医学部一般選抜、共通テスト利用、で繰り
上げ合格があったようです。

繰り上げ合格最終日と言われる、昨日3月31
日は多くの私立医学部で繰り上げ合格が、あ
りました。

4月に入っての繰り上げ合格は絶対に無い、と
いうことはありません。しかし、一般的には私
立医学部・歯学部の繰り上げ合格は3月31日
まで、と言われます。

それはなぜでしょうか？
一つには、学費の返還にあります。

医学部も歯学部も、合格すると入学手続きと
して、入学手続き書類の提出と初年度納入金
を入金します。

入学辞退をすると、入学金を除く納入金は返
還されます。ただし、4月に入ると納入金は
全額返還されません。初年度納入金が1000万
円を超える医学部も3校あります。

「高額の初年度納入金の返還が無くてもいい
のか」このことが入学辞退にブレーキとなり
ます。入学辞退が無ければ、繰り上げ合格も
ありません。

大学も、3月中に入学者を確定させたい、と
いう強い気持ちを持っていますので、繰り上
げ合格の連絡の際には「入学しますか？」と
確認をして、辞退者が出ないようにします。

4月に入ってからの繰り上げ合格も無いこと
はありませんが、こういったことから基本的
には、医学部・歯学部の繰り上げ合格は3月
31日までと考えられています。

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