昨日は、2021年度昭和大学医学部入試の結果から
男子と女子の状況をお伝えいたしました。女子差
別は感じられないだけでなく、Ⅱ期での女子の頑
張りが見られました。
昭和大学医学部の入試結果を見ると、一般選抜
(一般入試)1期で、1次試験に合格したものの、
2次試験を欠席した医学部受験生が42名いたこ
とが分かります。
同じ昭和大学医学部の一般選抜(一般入試)でも、
選抜Ⅱ期入試では2次試験欠席者は、いませんで
した。
選抜1期の2次試験日は2日間設けられていて、
試験日を自分で選択出来ます。一方、選抜Ⅱ期
では2次試験日は1日だけで選択は出来ません。
2次試験日を選べない選抜Ⅱ期の2次試験欠席者
はいないにも関わらず、試験日を自分の都合で選
択出来る選抜1期では、42名もの医学部受験生が
2次試験を欠席したのは、なぜでしょうか?
2月の試験ですから、体調を崩した受験生もいる
かもしれません。しかし、いたとしても少数だと
思われます。
昭和大学医学部1期の2次試験日は、2日とも
順天堂大学医学部の2次試験日と重なっていま
した。しかし、順天堂大学医学部の2次試験日
は3日間あり、受験生は昭和大学と重ならない
ようにしたと考えられます。
では、なぜ42名もの欠席者が出たのでしょう
か?
これは、2次試験日が1日しかない他の医学部
との2次試験日重複が原因と考えられます。
2次試験日が1日しか設けられていない医学部
で、昭和大学医学部2次試験の1日目と重なっ
たのは東京医科大学、近畿大学医学部、久留米
大学医学部の3校です。
2日目と2次試験日が重なったのは、埼玉医科
大学、関西医科大学、福岡大学医学部の3校
です。
関西の医学部受験生は、昭和大学医学部より
近畿大学医学部、関西医科大学を優先させた
ケースが少なくなかったと思われます。
九州の医学部受験生は久留米大学医学部、
福岡大学医学部を優先させたのではないかと
思われます。
ちなみに、昭和大学医学部選抜Ⅱ期の2次試
験日は、他の医学部との重複はありませんで
した。