国立大学で構成する国立大学協会の中の入試委員会
が、2025年度の共通テストで新たに「情報」を加え
ることを検討している、と一斉に報道がありました。
センター試験の時代から共通テスト元年の2021年度
まで国立大学では、体育系などの一部の学部を除き
「国語・数学・外国語・理科・地歴公民」の5教科
から7科目を課してきました。
この5教科に新しい教科「情報」を加え、共通テスト
では6教科8科目とすることを検討している、との
ことです。「情報」という教科には。「情報Ⅰ」と
「情報Ⅱ」という2科目があります。
大学入試には、「教科・科目の変更が大きな影響を及
ぼす場合には、2年程度前には予告・公表する」と
いう「2年前ルール」があります。
報道のように、2025年度入試から「6教科8科目」
を実施することになれば、今年度中にも詳細を詰め
る必要があると思われます。
ただ、現在のところ国立大学の中にも「情報」の
導入に積極的な大学と消極的な大学があるようです。
とは言え、国として「デジタル人材」の育成に力を
入れ「デジタル化」を推し進めていることを踏まえ
て、「情報」の導入に前向きな国立大学が多いよう
です。