国公立医学部を目指す受験生は1万5千人ほどです。
全員が国公立大学医学部に進学出来ればいいのです
が、進学できるのは4千2百人ほどに限られます。
1万人以上が残念な結果となります。
国公立大学医学部志望の皆さんにも、私立医学部の
併願を考えて欲しいと思っています。医師になるに
は原則、医学部を卒業しなければなりません。そう
であれば、医学部進学の可能性を広げることを考え
ると、いいと思っています。
「私立は学費が高すぎる」確かに、そういう面はあ
ります。しかし、地域枠で入学すると学費の一部、
または全部を自治体が貸与してくれます。医学部卒
業後、9年程度自治体の指定する医療機関で働けば、
返済は免除となります。
また、例えば国際医療福祉大学医学部では6年間の
学納金が300万円になる特待奨学生50名を募集し
ています。「国立大学より安く通える」とアピール
しています。
国際医療福祉大学医学部に限らず、各大学は特待
制度を持っています。
国公立大学医学部は50校ありますが、そのうち
後期を実施するのは2022年度入試では、富山大
学が後期を廃することで、19校しかありません。
31校は前期のみで、前期一発勝負とも言えるよ
うな状況です。
こういった状況ですから、医学部進学のチャンス
を広げる、私立医学部との併願も考えてみるとい
いでしょう。