医学部入試、歯学部入試で合格を掴み取るためには
学力を磨き上げる必要があります。学力上位であれ
ばあるほど合格の可能性は高まります。しかし、そ
うでない医学部入試、歯学部入試もあります。
それが、総合型選抜(AO入試)です。
そもそも総合型選抜とは、どのような入試なので
しょうか?一般的には「人物本位の入試」と言われ
たりします。
受験生の入学後の意欲、明確な目的意識を重視する
試験です。部活などで頑張った受験生は、「入学後も
頑張れる」という考えから部活などの活動歴、結果
も重視されます。
ここで注意が必要なのは、医学部・歯学部の総合型
選抜と他学部の総合型選抜とは違う、ということで
す。
医学部も歯学部も卒業後に国家試験が控えています。
大学には、「国家試験に合格出来る力をつけて卒業
させる」という使命があります。「意欲」「目的意識」
だけでなく、「大学の授業についていける能力」も
欠かせません。
ここが他学部と医学部、歯学部の総合型選抜とが
異なる点です。医学部受験生、歯学部受験生の皆
さんは、一般的な総合型選抜対策では全く不十分
だと考えてください。
医学部、歯学部の総合型選抜と言っても、試験内
容は大学によって様々です。
例えば、東邦大学医学部の総合型選抜では、「基礎
学力」と「適性試験」が行われます。「基礎学力」
は英語や数学、理科の試験ではありません。面接は
MMIです。東海大学医学部の総合型選抜「希望の
星育成」ではオブザベーション評価が課されます。
明海大学歯学部の総合型選抜では理解力テストが
課されます。「講義を理解する力」が試されます。
いずれも学力試験とは異なる独特の試験です。
とは言え原則的に、「学力不問」とは考えないで
ください。「一般選抜に比べ、学力の比重が低い」
と考えた方がいいでしょう。
学力試験が課されることも少なくありませんが、
それ以外の試験も課され、それも重視されますの
で、学力に自信の持てない受験生にもチャンスは
出てきます。
ただし、先ほども述べたように医学部の総合型選
抜、歯学部の総合型選抜は大学によって試験内容
が大きく異なります。受験する医学部、歯学部の
総合型選抜対策を進めてください。
総合型選抜は、過去問が無いことが当たり前です。
情報戦と言ってもいいでしょう。医学部や歯学部
の総合型選抜(AO入試)に詳しい予備校に頼る
のも、いいと思います。
ちなみに鈴村学院長が、昨年の東海大学医学部
総合型選抜「希望の星育成」合格者の合格体験
オンラインセミナーを企画しているようです。
詳細が決まりましたら改めてご案内いたします。