岩手県には国公立大学医学部は無く、岩手医科大学
医学部が県内唯一の医学部です。その岩手医科大学
で、全国の地域医療を担う医師の養成に向けた新し
い医学部入試が行われます。

岩手医科大学医学部で新しく実施されるのは、総合
型選抜（AO入試）「地域医療医師育成特別枠」で
募集人員は5名以内となっています。

出願資格に出身地域による制限はありません。現役、
1浪、2浪までに出願資格が与えられています。2浪
生が一般選抜（一般入試）の他に受験出来る医学部
入試は限られていますので、特に2浪生は注目して
いいと思います。

評定平均値は、3.8以上を求められています。また、
合格した場合には必ず入学することが条件の専願制
で、卒業後の2年間の臨床研修は岩手医科大学付属
病院で行うことが義務付けられています。

もう一つ、出願資格があり「圭陵会正会員（本学の
職員および志願者の2親等以内を除く）の推薦を得
た者」とあります。

圭陵会というのは、岩手医科大学の医学部、歯学部、
薬学部の卒業生からなる同窓会です。この圭陵会正
会員の推薦が必要になります。「2親等以内を除く」
とありますので、親や祖父母が圭陵会の正会員でも
子供の推薦は出来ません。

一見、ハードルは高そうに見えますが岩手医科大学
医学部、歯学部、薬学部の卒業生は全国にいます。
圭陵会の支部も全国にあるようです。探せば、卒業
生はいるように思います。初対面であっても、その
方の推薦が得られれば、出願資格を満たします。

試験科目は英語、数学、理科2科目、面接で数学
の出題範囲は、数学Ⅰ、Ⅱ、Aです。

試験日と試験科目、出題範囲が学校推薦型選抜
（推薦入試）と同一ですので推薦入試と同じ問題
だと思われます。

岩手医科大学医学部推薦入試で過去にどのような
問題が出題されたのかを調べれば、対策も問題な
く出来ます。

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