「模試を受けなければ医学部合格、歯学部合格は
あり得ない」と言ってもいいと前回はお伝えしま
した。本日は模試を受けるべき、二つ目の理由で
す。
前回、模試を通じて「試験時間の使い方を身に着
ける」ことが重要とお伝えしました。普段の勉強
では、試験時間の使い方を磨くことは出来ないで
しょうから模試を受ける意味の一つ目として挙げ
ました。
模試を受ける意味は、他にもあります。それは
「自分では気づかない、出来るつもりだったの
に、実は出来ない問題を見つける」ことです。
医学部受験生も歯学部受験生も、模試を受けた時
に「これやったのに、出来ない」「覚えていたはず
なのに、出て来ない」といったことが珍しくない
と思います。
これを日頃の勉強で気付くことは、なかなか難し
いと思います。いつもの勉強以上に真剣に問題に
取り組む模擬試験で「出来ると思っていたのに、
出来ない」ことに気づかされると記憶にも定着し
やすいでしょう。
この他にも「単語はそれなりだけど熟語力が全く
足りない」「科学の有機・無機でかなり落として
いる」といった、自分の弱点にも気づけます。
さらに「計算用紙の使い方が下手だ」「問題文を
ちゃんと読んでいない」といったことも、模試
でないとなかなか分からないでしょう。
模試は、いい点を取るために受けるのではありま
せん。模試を受ける意味を理解して志望校合格に
向け、模擬試験を上手に活用して下さい。