東邦大学医学部では、これまでも学校推薦型選抜
(推薦入試)を行っていましたが、2校ある東邦
大学の付属高校からの推薦入試でした。
東邦大学附属高校からの、いわゆる内部推薦・付
属校推薦と言われるものでしたので、普通の医学
部受験生にとっては馴染みのない医学部入試でし
た。
その東邦大学医学部の学校推薦型選抜で新しい
入試が始まります。
新潟県地域枠の公募制推薦入試です。「新潟県地
域枠かぁ。自分には関係ないな」と思った受験生
もいたでしょう。そんなことはありません。全国
の医学部受験生に関係のある話のはずです。
「話のはず」としたのは、まだ出願資格について
発表されていないからです。とは言え、東京医科
大学医学部公募制推薦の新潟県地域枠の出願資格
に、出身地制限はありません。全国どこの受験生
でも、新潟県の医療に貢献する意志を持っていれ
ば出願可能です。
まず間違いなく、東邦大学医学部の新潟県地域枠
推薦入試でも、出身地制限は無いと思われます。
いつものことですが、医学部入試の実施初年度は
気が付かない受験生が多くチャンスの大きい医学
部入試となります。新潟県から修学資金貸与があ
るはずですから、学費負担も軽くなります。卒業
後、一定期間新潟県で医師として活動する意志が
あれば、ぜひ受験を検討するといいでしょう。
選抜方法は適性試験、基礎学力、面接、調査書と
なっています。これは、昨年から始まった総合入
試と同じです。
昨年の東邦大学医学部総合入試で、どのような問
題が出題されたのかが分かれば、適切な対策が出
来ます。面接もMMIですので、昨年の総合入試の
面接ではどのような課題が与えられたかを知って
いれば、MMIと言えども恐れることはありません。
ちなみに、昨年の東邦大学医学部の総合入試にメ
ルリックスから3名が合格(1名は同窓子女)し
ましたが、きっちりとした準備があったからこそ
の合格だと思います。