医学部入試

ベネッセ教育総合研究所が「教育・入試改革対応に
関する調査」の集計結果を発表しました。非常に興
味深い結果となりました。

この調査は全国の高校の進路担当教員に対して行っ
た調査で、1024校から有効回答が寄せられています。
1000校を超える高校からの回答の集計ですから十分
に「使える」調査だと思います。

様々な調査の中で目を引いたのは、共通テストに関
する調査結果です。共通テストの生徒の結果につい
て「想定していたよりも高得点が取れた生徒の特徴」
が挙げられています。

その中で「学習時間が長い」ことを特徴として挙げた
先生は33%でした。やはり学習時間は重要な要素で
あることは間違いないようです。ただし、「学習時間
が長い」は特徴の第4位です。高校の先生たちは、
学習時間の長さ以上に大切なことがあると考えている
ようです。

想定以上に高得点が取れた生徒の特徴の第3位は「希
望進路が明確で、強い志望理由がある」で35%の先生
が挙げています。

そして同率1位の一つが36%の先生が挙げた、「課題
を把握し、効率的に学習が出来ている」です。もう一
つの、同率1位は「見通しを持って学習を進めている」
でした。

高校の進路指導の先生たちが感じている「思った以上
に伸びる生徒」の特徴を医学部志望者、歯学部志望者
に当てはめると「医学部・歯学部進学への強い気持ち
を持ち、医学部・歯学部合格に向け、今の自分に足り
ないものをしっかり把握し、医学部入試、歯学部入試
の当日までに何をどう進めるかをきちんと考えて勉強
を進める生徒」ということになるのでしょう。

医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは勉強時間も大
切ですが、「ガムシャラに勉強をやればいい」、とい
うことではないことを理解してください。

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