大学入試の志願者が前年度に比べ13.3%も減少した
ことが報じられました。大学入試全体としては競争
が緩和したように見えますが医学部入試・歯学部入
試は別、と考える必要があります。
報道によれば、これは内閣府の分析結果とのことで、
内閣府のサイトを見たのですがこの分析結果を見つ
けることは出来ませんでした。いつもはなるべく元
データを確認するのですが確認出来ず申し訳ありま
せん。
内閣府のサイトには出ていませんが、全国紙の記者
の取材で分かった情報だと思いますので信頼して
いい情報だと思います。
13.3%もの大きな志願者減の要因として、少子化に
加えて「コロナ」の影響を挙げています。「コロナ
禍の影響で都市部の大学へ進学したものの、オンラ
イン授業ばかりで友達も出来ない」という新入生の
嘆きがテレビなどで、これまで何度となく報道され
ました。
受験生や保護者が大都市圏の大学を敬遠したくなる
気持ちも分かります。緊急事態宣言が続く地域が多
く現在も、大学キャンパスの全面解禁とはなかなか
行かないようです。
こういった状況では、大都市圏の大学への志願者は
減るかもしれません。ただし、医学部入試や歯学部
入試は、ほとんど影響を受けないと思います。
首都圏や近畿圏、名古屋・福岡といった大都市圏の
大学に志願しないとなると、地元の大学への志願と
なるでしょう。
しかし私立の医学部や歯学部の、特に人気校は大都
市圏に集中しています。大都市圏の医学部、歯学部
を避けての受験は出来ないことはありませんが、現
実的とは思いません。
いつも言っていますが、大学入試全体の話と医学部
入試、歯学部入試の話は分けて考える必要がありま
す。