医学部入試

11月の医学部や歯学部の学校推薦型選抜、総合型
選抜を受験するためには出願書類を書かなければ
なりません。

この時期は、出願書類の添削依頼が殺到します。

多くの出願書類を見ていて感じるのは、「何を書く
べきか、全く分かっていない」ということです。

私が直接担当する生徒で昭和大学歯学部総合型選
抜に出願した生徒が4人います。3人は1次試験
の書類審査を通り2次試験を受け、結果を待って
いる所です。その3人は、出願書類のチェックを
しています。

残念なことに、1人は1次の書類審査で不合格と
なりました。この生徒は、出願が終わってからの
駆け込みの生徒で、こちらでは出願書類のチェッ
クをしていませんでした。

昭和大学歯学部は、11月に学校推薦型選抜(推薦
入試)がありますので、改めて出願書類のチェック
をしましたが、「なるほど」と感じました。

出願書類を書く時には、入試要項をきちんと読んで、
何を書けばいいのかを確認してから書くようにして
下さい。

例えば、東京医科大学医学部推薦入試では「志望の
動機」が求められます。「800字程度で本学志望の
動機、本学入学後の抱負を自筆してください」と
あります。

この東京医科大学医学部の「志望の動機」の添削を
すると、医学部志望理由を長々と書いたものをよく
目にします。

医学部志望理由は求められていません。「数ある医
学部の中で、なぜ東京医科大学なのか、もし入学
することが出来たらどのような学生生活を送りた
いのか」が求められていることです。

しかし、「志望の動機」という名前から医学部志望
理由を書いてしまうようです。

医学部志望理由を書いてはいけない、ということで
はありません。東京医科大学志望理由を述べるのに
必要であれば書かなければなりません。しかし、多
く書く必要はありません。

医学部入試であれ歯学部入試であれ、出願書類を書
く前に、「何を書くべきか」をしっかりと確認して
下さい。

そして医学部入試、歯学部入試の出願書類だという
ことを忘れないでください。「他の学部なら、それ
でいいけど医学部や歯学部では通用しない」、とい
うこともあります。一般的な大学入試の話と一緒に
しないように注意してください。

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