文部科学省は「令和4年度 国公立大学入学者選抜
の概要」を公表しました。旺文社が、これを分析し
た結果を発表しています。
旺文社の国公立大学入試分析によれば、国公立大学
全体の募集人員のうち、22%が学校推薦型選抜(推
薦入試)、総合型選抜(AO入試)での募集、との
ことです。
国公立大学の入試区分別の募集人員で、学校推薦型
選抜と総合型選抜の募集人員は年々増え続け、令和4
年度(2022年度)入試では、全募集人員の22%に
まで増加した、とのことです。
前年に続き、国立大学では学校推薦型選抜、総合型
選抜の両方の募集人員が増え、公立大学でも学校推
薦型選抜、総合型選抜両方の募集人員が増えていま
す。この傾向は、まだ続くと思われます。
国公立大学医学部でも同様で、国立大学医学部では、
富山大学医学部が募集人員10名で総合型選抜(AO
入試)を新たに実施します。募集人員10名ですから、
富山大学医学部の本気度が分かります。
公立大学医学部では、福島県立医科大学が募集人員
5名で総合型選抜を新規に実施します。
私立医学部、私立歯学部でも推薦・AOの募集人員は
増加傾向にあります。
医学部受験生、歯学部受験生は一般選抜だけを見るの
ではなく学校推薦型選抜、総合型選抜にも目を向けて
ください。