私立医学部の推薦・AOもほぼ終わりました。既に
合格発表も進んでいます。いよいよ、医学部入試の
本番、一般選抜に向かいます。
私立医学部だけを受ける私立医学部専願の医学部受
験生は、私立医学部対策に集中すればいいので迷い
はないでしょう。共通テスト利用入試に出願すると
しても、やはりメインは、私立医学部対策です。
国公立医学部だけを受験する国公立医学部専願の皆
さんは、12月は共通テスト対策に力を入れなくては
なりません。やるべきことは明確です。
問題は、国公立私立併願の医学部受験生です。
12月は私立医学部対策に力を入れるのか、それと
も共通テスト対策に力を入れるのか、悩ましいとこ
ろです。もちろん、国公立2次対策も手を抜けませ
ん。
私立併願とは言え、国公立医学部を志望していれば
12月は、やはり共通テスト対策をやりたいでしょう。
それが功を奏して、共通テストで予定通りの得点と
なればいいのですが、共通テストで思うような点が
取れない場合もあります。
共通テストが終わって2日後には、私立医学部入試
が始まります。共通テストに集中していれば、私立
専願の受験生に比べて出遅れは否めません。
問題文が長く、問題を理解することに苦労する問題
も出題される共通テストの感覚と私立医学部入試の
感覚は、かなり異なります。
国公立と私立の医学部併願者が、学力的には優位に
ありながら「惨敗」といった結果になることが少な
くありません。その理由の一つが、12月の勉強の進
め方にあります。何を優先すべきか、自分の状況を
踏まえてしっかり考えてください。