昨日は、「今、自分は何をやるべきか、よく考えて
勉強を進めてください」と書きました。今日は、
もう一歩進めて「どうやればいいのか」について
です。
私立医学部一般選抜は、1月18日(火)の愛知医
科大学医学部の1次試験から始まります。私立歯
学部一般選抜は1月25日(火)の奥羽大学歯学部、
鶴見大学歯学部、明海大学歯学部から始まります。
医学部、歯学部入試のスタートまで1か月程しか
時間はありません。
どの科目も、「満遍なく仕上げをする」時間はあり
ません。市販の問題集は、全ての受験生のために
作られています。けして私立医学部、私立歯学部
受験生のために作られているわけではありません。
「自分は、その問題集をどう使のか」を考えて
ください。
私立医学部入試も私立歯学部入試も、ほとんどの
大学で「短い試験時間の中で、どう素早く正確に
解くか」が問われます。
例えば、杏林大学医学部や東京医科大学、近畿大
学医学部の数学は、試験時間60分です。じっくり
考えて解いている時間はありません。60分の試験
時間の中で、どうやって目標点を取るのか、その
ために数学は、どの分野のどういう問題に力を入
れるのか、を考えた勉強を進めてください。
英語で言えば、東邦大学医学部の英語長文は、医
学系のテーマが多く出題され、医学系の語彙力
も必要となります。東邦大学医学部を受けるので
あれば、単に長文問題をやるのではなく、医学系
の内容の長文、単語に慣れておく必要があります。
また、東京歯科大学の英語は、「並べ替え」が必
須です。
単に問題集をはじめから順番にやり直すのではなく、
1冊の問題集でもメリハリをつけた勉強を進めるよ
うにしてください。