医学部入試

医学部一般選抜、歯学部一般選抜に向けて過去問を
解く受験生は多いと思いますが、過去問演習の意味
を取り違えている受験生が目に付きます。

医学部や歯学部の過去問を解くことは受験生の皆さ
んに、ぜひやっておいてもらいたいことです。志望
校の過去問を解いている受験生は多いと思います。

ただし、過去問を解くことの意味、意義をきちんと
分かっている受験生ばかりでは無いようです。

過去問を解く意味は何でしょう?

「志望校の出題傾向を探るため」と考えているので
あれば、考えを改めて下さい。

志望校の出題傾向を探るためには、少なくとも3年
分の過去問を解いて、さらに分析をする必要があり
ます。医学部受験生、歯学部受験生にそんな時間は
残されていません。

傾向分析は、「予備校の傾向分析を利用する」「赤本
の傾向分析を利用する」など、自分でやらなくても
傾向は分かります。

では、過去問を解く意味はどこにあるのでしょう?

「マーク式か記述式か」「問題の作り方、順番」そし
て「試験時間は十分にあるか」などです。

医学部入試、歯学部入試では大学によって解答形式
が異なります。記述式と言っても、ほとんどが選択
問題である大学もあります。マーク式でも、解答候
補の数が非常に多い大学もあります。

英語では、問題文が英語の大学もあります。いきなり
長文問題から始まる大学もあります。英作文で勝負が
決まると考えられる大学もあります。

そして、試験時間に対して問題量が多い大学は少なく
ありません。こういう大学では、試験時間の使い方が
非常に重要になります。

こういったことを、過去問演習をすることで事前に知
っておけば、試験会場で慌てることはありません。過
去問を解く意味はここにあります。

過去問を解くのであれば、実際の試験時間を意識して
解くようにして下さい。

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