医学部や歯学部の面接についてお伝えして来ました。
面接対策はやらないわけには行きませんが、多くの
時間を掛ける必要が無い、明確な理由があります。

それは「医学部や歯学部の面接は事前に問題が分か
っている試験」だからです。

今年の聖マリアンナ医科大学推薦入試が終わった翌
日、メルリックスオンラインの生徒から興奮した声
で「先生の言ったとおり、ノーベル賞や気候変動、
新型コロナウイルスワクチンについて聞かれました。
全部、先生の言った通りのことばかりでした」と電
話がありました。

もちろん、合格しました。

私がオンラインで直接、面接指導をした他の2人
も聖マリアンナ医科大学推薦入試に合格しています。

医学部でも歯学部でも、面接では同じようなことが
毎年、繰り返し聞かれています。志望校の面接で、
何が聞かれているのかを知れば「問題を事前に入手
した」のと同じような状況になります。それに対す
る自分の返答を準備すればいいわけですから、時間
は掛かりません。

もちろん、準備したこと以外の質問もあるかもしれ
ません。しかし、本当に重要な質問にはきちんと答
えられているので、準備していない質問については
その場で誠実に答えれば問題ありません。

「医学部（歯学部）志望理由」や「大学志望理由」、
「目指す医師（歯科医師）像」のような毎年、変わ
らず聞かれることの他に「あの大学は、こういう
質問をしてくる」というものがあります。

先程述べた、聖マリアンナ医科大学の「気候変動」
がそれに当たります。昨年の聖マリアンナ医科大
学推薦では「ALS」でした。

聖マリアンナ医科大学の面接で聞かれたことを
長年、見続けていると「今年はこれが聞かれる」
と言うことが分かりますが、受験生の皆さんは、
そこまで絞り込まなくても、メルリックス学院
発行の「医系小論文・面接用語集　2022年度入
試版」を見ておけば大丈夫だと思います。

ちなみに北里大学医学部指定校推薦入試では、
直前の「北里大学医学部推薦プレテスト」で
数学が0点だった生徒も合格しました。本人
以上に親御さんが驚いていました。

北里大学医学部推薦では、2種類の面接を行い
ます。具体的な配点は明かされていませんが、
指定校推薦ですので私は、むしろ学力以上に
面接が重視されていると考えています。

オンラインで徹底した面接対策を行った成果
だと思います。

面接対策に時間を掛ける必要はありません。医
学部なら「医学部志望理由」さえ固まっていれ
ば、1次試験合格後でも間に合わせること出来
ると思います。

面接の新しい潮流、MMIについては改めてお
伝え致します。

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