医学部入試

MMIは正解が無いから難しい

医学部の面接では最近、急激にMMIを導入する
大学が増えています。昨日「医学部の面接は問題
の分かっている試験」、としましたがMMIは、そ
うは行きません。

MMIは藤田医科大学が本格的に導入後、多くの
医学部の面接で導入されました。面接の全てを
MMIで行う大学もありますが、面接の一部を
MMIで行う大学も少なくありません。

MMIを導入する医学部は増え続けていますので、
医学部の面接に臨むのであれば、どこの大学で
あろうとMMIについて準備をしておいた方が
いいでしょう。

MMI(マルチプル・ミニ・インタビュー)は、
面接官から受験生に対し資料として文章やグラフ、
写真、絵などが示され、それについて受験生が自
分の考えを述べます。演者がいる場合もあります。

どのような課題が示されるか、その場にならない
と分かりません。

これは私の考えですが、医学部の面接で専門予備
校に通う受験生は十分な準備をして面接に臨みま
すが、受験生が住む地域によってはこういった面
接対策が出来ない場合が少なくなく、「こういった
状況を何とかしたい」、との医学部の考えが根底に
あると思います。

また、準備をしてくるので「同じような答えばか
り」と言うこともあるように思います。

MMIは、その場で課題を与えますので答えを準備
することは出来ません。そして、何より難しいの
は「MMIには正解が無い」ということです。

与えられた課題に対し、自分の考えを述べるわけ
ですから、何を言っても間違えではありません。
勝負は、ここからです。

「なぜ、そう考えたのか?」「こういう考えは無い
のか?」「こういう視点から考えたらどうなる?」
など、自分の答えに対して面接官が様々な質問を
投げ掛けてきます。

それらに、次々に答えて行かなければなりません。
「最初に答えたところからが本当の面接」と言っ
てもいいと思います。

手強い面接ですが、「慣れ」は大きいと思います。
これまで医学部の面接で行われたMMIの課題を
「過去問演習」してください。

MMIの様々な課題に触れてMMIに慣れてくだ
さい。その時に大切なことは「なぜ、そう考えた
のか」を説明できることです。

*オンライン個別について詳しくはこちらから*