医学部入試

医学部で志願者増が予想される大学

3日の、このブログで「私立医学部の志望動向」と
いうタイトルで、私立医学部全体の志望動向をお伝
えしました。本日は、各大学別の志望動向です。

河合塾の主要な模擬試験は、第3回全統記述模試が
最後の模擬試験となります。その第3回全統記述模
試で、受験生が合格可能性判定を求めた人数を見て
みましょう。

前年の第3回全統記述と比べて、合格可能性判定を
求めた受験生の人数が30%以上増加した医学部が
5校あります。この5校は、志願者数がかなり増加
することが予想されます。

河合塾の第3回全統記述模試で、最も志望者が増え
た医学部は杏林大学医学部で、前年を39%上回り
ました。杏林大学医学部の1次試験日は、他の医学
部との重複はありません。また新潟県地域枠では、
新潟県からの貸与額は3,700万円で、学費全額を新
潟県が貸与してくれます。全国の医学部受験生が志
願出来ますので、人気を集めそうです。

この他に前年を30%以上上回った医学部は、順天堂
大学医学部、東京慈恵会医科大学、関西医科大学、
近畿大学医学部、兵庫医科大学の4校です。

関東では難関2校が志願者を伸ばしそうです。また、
関西の医学部が志願者増となりそうです。関西の残る
医学部、大阪医科薬科大学医学部も前年を24%上回
っており、関西の4私立医学部いずれもが志願者を
増やしそうです。

一方で九州の私立医学部2校の、第3回全統記述模
試の志望者は前年を下回っています。福岡大学医学
部は1%減、久留米大学医学部は8%減で最も減少
幅が大きい医学部でした。

これらの数値は、あくまで模試での数値ではありま
すが、十分に参考になると思います。実際の志願状
況は、各大学のホームページでご確認下さい。

*オンライン個別について詳しくはこちらから*