私立医学部入試が続いています。明日は、岡山県
倉敷市の川崎医科大学医学部の1次試験が行われ
ます。
川崎医科大学は、医学部入試の試験会場を「本学」
にしか設けていません。このことが、医学部受験
生の志願を、ためらわせることにつながっていると
思われます。
連日、私立医学部入試が続く中、川崎医科大学を
受験するための、倉敷市までの往復を考えると日
程的に厳しくなります。
今年で言うと、川崎医科大学の1次試験の翌日は、
帝京大学医学部と自治医科大学医学部の試験日で
す。川崎医科大学の試験終了は17時です。そこか
ら移動して、翌日の朝に入試を受けるとなるとコン
ディションに不安を感じる受験生も少なくないでし
ょう。
6年間の学費が私立医学部で最も高額であることと
合わせて、川崎医科大学は私立医学部の中で「入試
難易度の低い大学」とされています。
とは言え、医学部ですから「とても難しい」ことに
変わりはありません。
さて、川崎医科大学医学部一般選抜の昨年の1次試
験合格者の最低点は、350点満点の229.8点、得点
率65.7%でした。年によって、1次試験の合格最低
点は上下していますが、昨年並みの問題レベルであ
れば4科目合計で、まず7割を目標に考えておけば
いいと思います。
ただ、問題の難易度が年によって変化しています
ので「難しい。7割は無理」と思うかもしれません。
その時は、自分の調子が悪いと考えずに「今年は
問題が難しくなっている」と考えてください。
問題そのものの難化は十分にあり得ます。
川崎医科大学医学部では、1次試験時に小論文も
書いてしまいます。1次試験の合否判定には使用
されませんが、小論文のことも頭に入れておいて
ください。
川崎医科大学の小論文は文章を与えられて、その
文章を読んで、自分の考えを書くものです。昨年は
与えられる文章そのものが難解で、受験生は戸惑っ
たようです。与えられた文章を落ち着いて読むよう
にしてください。
なお、追試験は2月1日、2日に予定されています。
また、不織布マスクの着用が求められていますので
不織布マスクを用意してください。