兵庫医科大学は、兄弟校である兵庫医療大学と今年
の4月に統合します。統合によって、兵庫医科大学
には、3つの医療系学部が増えます。
兵庫医科大学は医学部の他に薬学部、看護学部、
リハビリテーション学部を備えた医療系総合大学に
生まれ変わります。
このことに、医学部受験生はどのように反応するの
か注目していましたが、医学部受験生はそれほど反
応しなかったようです。
今年の兵庫医科大学医学部一般選抜Aの志願者は
1478名で、昨年に比べ256名少ない志願者数とな
りました。4年連続の志願者減です。
4年連続志願者減の理由として一つには、2018年
に新しい教育研究棟を完成させ多くの医学部受験
生を集めましたが、そこから新教育研究棟のアピ
ール度が徐々に下がってきたことが考えられます。
新しい教育研究棟のお披露目に、私も招待してい
ただき見学させていただきましたが、確かに医学
部生にとって素晴らしい環境でした。
また、新型コロナウイルス感染症の影響で医学部
受験生が直接、兵庫医科大学を見学することが難
しくなったことも志願者減につながっているよう
に思います。
さて、兵庫医科大学医学部入試は私立医学部とし
ては、試験時間が長めになっています。その分、
問題も簡単ではありません。兵庫医科大学の入試
は基本的に記述式ですので、それも含めて受験生
は試験時間が長くても苦労すると思います。
兵庫医科大学医学部の合格最低点は、面接の50
点を含めて650点満点で400点程度です。学力
試験では6割が目安かと思います。
6割であれば、4割は出来なくていいのです。そ
う考えて、解ける問題で得点を地道に積み重ねて
下さい。
なお、一般選抜Bの志願者は前年を16名下回る
232名でした。