2月1日(火)に1次試験を行った日本大学医学部
で、1次試験合格者の発表がありました。日本大学
医学部入試は、今年から大きく変わっています。
日本大学医学部は昨年まで、他の医学部と同じよう
に、医学部は「医学部の入試」を行っていました。
それが今年から、医学部受験生のための「医学部の
入試」を廃し、日本大学の他の学部と同じ日に同じ
問題で入試を行う「N方式」に変更しました。
「全学部入試」と言われる入試です。
ちなみに「N方式」のNは「日本大学」のNです。
他の総合大学でもそうなのですが、医学部と他の学
部の受験者層には、かなり違いがあります。他学部
の受験者層に問題を合わせると医学部入試の問題と
しては「易しい」問題になってしまいますので、日
本大学医学部入試は2次試験で、改めて英語と数学
を課すことになりました。
日本大学医学部の2次試験で英語と数学が出題され
るのは、初めてのことになります。過去問がありま
せんので、受験生の皆さんは不安に思うかもしれま
せん。
私は、「昨年までの過去問が役に立つ」と考えてい
ます。
昨年に比べ、試験時間は短くなりましたが問題の難
易度、出題形式等は「昨年までと変わらないのでは
ないか」と思っています。昨年までの日本大学医学
部A方式の過去問は十分に参考になると思います。
日本大学医学部2次試験の配点は英語60点、数学
60点、面接60点です。英語、数学と面接の配点
が同じです。英語や数学の対策と同じように面接
対策も進めて下さい。
日本大学医学部の面接は、面接官3名による個人面
接になります。毎年、同じようなことが聞かれてい
ますので、十分な対策が出来ます。
なお、日本大学医学部N方式1期の志願者は2054
名でした。前年より志願者は700名ほど減少しまし
たが、試験日が重なった久留米大学医学部と医学部
受験生を分け合ったことが大きな要因です。