募集人員105名で、2月9日(水)に1次試験を
行った東京慈恵会医科大学医学部医学科で1次試
験合格者の発表がありました。
今年の東京慈恵会医科大学医学部の1次試験合格
者は、496名でした。募集人員は105名ですから、
1次試験合格の時点での倍率は4.7倍です。
ただ、実質的な倍率を考える際には、正規合格者
と繰り上げ合格者を合わせた、総合格者数で考え
る必要があります。昨年の東京慈恵会医科大学医
学部医学科の正規合格者数は165名、繰り上げ合
格者数は73名で、総合格者数は238名でした。
ただし、昨年は東京都地域枠5名を含んだ数字
ですので、そのことも考慮する必要があります。
そうすると、1次試験合格時点では倍率2倍強と
考えていいでしょう。
東京慈恵会医科大学では、2次試験日を3日間
設定しています。1次試験合格者数は、例年
500名ほどですので、東京慈恵会としては、
「3日でさばける人数は500名」と考えている
と思われます。
さて、東京慈恵会医科大学の2次試験では、小論
文と面接が課されます。
東京慈恵会医科大学の小論文は、私立医学部では
なかなか見られない小論文です。試験時間は60分
以上90分以内で、字数は1200字以上1800字以内
となっています。
東京慈恵会医科大学は、小論文について「小論文
の受験技法を問うものでも、国語の試験でもあり
ません。東京慈恵会医科大学は、世界でたった
一人の「自分」が考えたことを「他者」に伝えよ
うと努力する人を求めています」としています。
かっこいい文章ではなく、読む人に自分の考えが
分かりやすく、正確に伝わる文書を書いて下さい。
東京慈恵会医科大学の面接は、個人面接とMMI
の両方を行います。特にMMIは、答えるのが、
なかなか簡単ではない「問い」が与えられます。
今年から通常の個人面接が無くなり、6回のMMI
になるかもしれません。MMIでは、一つの課題
について7分で面接が行われます。
面接について「面接試験のテクニックを問うもの
ではありません。東京慈恵会医科大学は多様な医
師を輩出したいと考えています。「自分」を大事に
する人は、「他者」の価値を認める方だと考えて
います」としています。
MMIは慣れが大切です。東京慈恵会医科大学で
過去に出されたMMIなどで「慈恵の面接対策」
を行ってください。メルリックスでも、18日
(金)の13時半から15時半の予定で、東京慈
恵会医科大学2次試験対策講座のうち、小論文
を行います。面接対策は、別途ご希望の日時で
行います。
詳しくは、電話 03-5428-2141
で、お問合せ下さい。
「慈恵の面接対策」は対面でもオンラインでも
対応させていただきます。