文部科学省は、全国８１の医学部の受験者数を
合格者数で割った、合格率を男女別に集計して
います。昨年の医学部入試の結果が文部科学省
から発表されました。

文部科学省は、２０１３年度入試以降の医学部
入試について調査結果を公表してきましたが、
昨年の２０２１年度入試で初めて女子の合格率
が男子の合格率を上回りました。

文部科学省の「令和３年度医学部（医学科）の
入学者選抜における男女別合格率について」に
よれば、女子の医学部受験者数は43,243名で
医学部合格者は5,880名、合格率は13.60％で
した。

男子の医学部受験者は62,325名で、医学部合格者
は8,421名、男子の医学部合格率は13.51％で、女
子の医学部合格率が男子を0.09％上回りました。

大学別に見ると、４２の国立大学医学部で女子の
合格率の方が高かったのは18大学で、四国では
4大学のうち3大学、九州・沖縄では８大学のうち
７大学で女子の合格率が男子を上回りました。

公立大学では、８大学の医学部のうち６大学の医
学部で、女子が男子の合格率を上回りました。

３１の私立大学医学部では、半数以上の１８大学
の医学部で女子の合格率が男子を上回りました。

私立医学部で男子の合格率より女子の合格率の方
が高かったのは岩手医科大学、自治医科大学、獨協
医科大学、埼玉医科大学、杏林大学、東京慈恵会
医科大学、日本大学、日本医科大学、北里大学、
聖マリアンナ医科大学、東海大学、金沢医科大学、
愛知医科大学、近畿大学、兵庫医科大学、川崎医科
大学、久留米大学、福岡大学の１８大学でした。

この他に、東京女子医科大学医学部は男子の合格者
はいません。

昨年の医学部入試では、女子受験生の頑張りが見ら
れました。

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