私立医学部一般選抜の後期・2期入試が明後日の
埼玉医科大学医学部と近畿大学医学部の1次試験
から始まります。
医学部の後期入試となると、募集人員が少ないこ
とから「難しくなる」と考える医学部受験生が多
いようです。しかし私は、後期入試について「医
学部前期入試と、あまり変わらない」と考えてい
ます。
埼玉医科大学医学部の後期試験を見てみましょう。
募集人員は20名と、それほど少ないわけではあり
ません。昨年の埼玉医科後期の志願者は、1676
名で志願倍率は83.8倍でした。この倍率を見ると
怖気づいてしまうかもしれません。
埼玉医科大学医学部では、1次試験の合格最低点を
公表しています。昨年の一般前期の1次試験合格最
低点は、238点でした。これに対して一般後期の合
格最低点は、237点でした。後期の方が1点低い最
低点でした。
もちろん、前期と後期とで問題が違いますので単純
には考えられないでしょうが、それほど問題の難易
度が変わるとも思えません。そうであれば、合格最
低点を見ても、「前期と後期の難易度は変わらない」、
と言っていいと思います。
私は、「医学部の前期と後期では受験者層が変わる」
と考えています。医学部後期入試では、すでに医学
部合格を勝ち取った強敵がいなくなります。
私は、「埼玉医科大学医学部後期は前期と比べて難
しくは無い」、と考えています。
埼玉医科大学では医学部入学者130名のデータも
公表しています。それによると、昨年4月の入学
者130名のうち15名が22歳以上です。男性の
入学者は64名、女性の入学者は66名で女性の方
が多くなっています。性別や年齢のことも全く気
にすることなく埼玉医科大学医学部を受験してく
ださい。