2022年度入試、国公立大学医学部医学科前期日程
の合格発表が始まりました。昨日と今日で15校の
国公立医学部で合格発表がありました。
合格発表があったのは弘前大学、山形大学、秋田
大学、福井大学、信州大学、島根大学、鳥取大学、
山口大学、徳島大学、香川大学、愛媛大学、高知
大学、鹿児島大学、琉球大学、名古屋市立大学、
京都府立大学の15大学医学部医学科です。
特に中国・四国地方の国立大学医学部で合格発表
が多く見られました。
明日は北海道大学医学部、東京医科歯科大学医学
部、新潟大学医学部、三重大学医学部、岡山大学
医学部、広島大学医学部、九州大学医学部、宮崎
大学医学部、札幌医科大学医学部、奈良県立医科
大学医学部などで合格発表が行われる予定です。
国公立大学医学部医学科の合格発表があると、私
立医学部にも影響が及びます。私立医学部で合格
を勝ち取り入学手続きをした医学部受験生の多く
は国公立大学医学部に合格すると、入学手続きを
済ませている私立医学部の入学を辞退します。
そうすると、入学を辞退した私立医学部で繰り上
げ合格があります。
あくまで例ですが、東京医科歯科大学医学部に合
格して東京慈恵会医科大学を辞退すると、「慈恵」
で繰り上げがあります。「慈恵」に繰り上がった
医学部受験生が東京医科大学医学部に入学手続き
をしていると、東京医科大学を辞退することにな
ります。
そうすると、東京医科大学医学部で繰り上げ合格
が出ます。東京医科大学で繰り上がった受験生が
杏林大学医学部に入学手続きをしていると、杏林
大学医学部を辞退することになり、杏林大学医学
部でも繰り上げ合格が出ます。
あくまでこれは「例えば」の話ですが、国公立大
学医学部の合格発表があると、私立医学部で繰り
上げ合格の連鎖が起こる可能性があります。
来週の前半以降は、私立医学部で補欠からの繰り
上げ合格が動きそうです。また、国公立医学部後
期日程も残されていますので、ここでも動くと考
えられます。