コロナウイルス感染による追試験などを除いて、
「2022年度の医学部入試は終了した」と言って
いい状況です。
今年の医学部受験が終わったとすると、繰り上げ
合格を待っている大学以外の受験票は、もう不要
だから捨ててもいいと考える受験生は多いでしょ
う。しかし、「受験票を捨てるのは、ちょっと待っ
て」と言いたいところです。
なぜ、今年の医学部入試の受験票を捨ててはいけ
ないのでしょうか?
それは、「成績開示で使うから」です。
医学部受験生の皆さんは、模擬試験を受けて来た
でしょう。そして、偏差値や合格可能性判定が出
たはずです。しかし、これはあくまで全ての受験
生を対象に問題が作られていて、試験時間も私立
医学部入試を意識したものではありません。
医学部受験生にとって大切な事は「実際の医学部
入試で、どうだったか」です。模試でいくらいい
成績を取っても、実際の医学部入試で合格点に届
かなければ、医学部合格にはなりません。
「実際の医学部入試でどうだったのか」を知るこ
とが出来るのが、成績開示です。「かなり出来た」
と思っていても、実際には「取れていなかった」
と言うことは珍しいことではありません。
埼玉医科大学、東京医科大学、関西医科大学など
多くの私立医学部では成績開示を行います。今年、
受験した医学部で成績開示があるのか、は確認し
てください。成績開示をするためには、受験票が
必要になります。医学部入試の受験票は捨てない
で下さい。