朝日新聞社が関係するハフホストジャパンが東海
大学医学部が、「一般選抜の数学の出題範囲から
数学Ⅲを外した」、ことについて報じています。
東海大学はホームページ上で、2023年度入試
情報のデジタルパンフレットを公開しています。
その中の医学部入試のページに「医学部医学科
入試変更点」として「これまで『数学』の出題
範囲だった『数学Ⅲ』を削除し、『数学1・数学
Ⅱ・数学A・数学B(数列・ベクトル)としま
す」とあります。
これについては既に、このブログでお伝えしま
したが、ハフポストの記事では数学Ⅲを削除し
た理由についても触れられています。
ハフポストの記事に「大胆な決断の裏側には、
2022年2月に実施した入試(一般選抜)で
みられた志願者の大幅な減少への危機感があっ
た」とあります。
東海大学医学部一般選抜の志願者は、前年の
3286人から2331人へと955人もの
減少となりました。3年前の2019年度入試
の志願者は4961人でしたから、2630人
も志願者が減って、志願者は半数以下になって
います。
この危機感から、数学Ⅲの削除は「受験生の心
理的負担を軽減し出願のハードルを下げる狙い
がある」ということです。
東海大学医学部の担当者は「数学Ⅲを一般選抜
の試験範囲から外しても、医学教育や医師国家
試験に向けた学修に特段の影響はないと考えて
います」と語っています。
東海大学医学部が数学Ⅲを出題しないことにした
ことに、医学部受験生がどう反応するのか、注目
です。