順天堂大学医学部を受験した際に「女性」という
ことで差別を受けた、として元医学部受験生の女
性13人が順天堂大学を訴えていた裁判の判決が
出ました。
今日、東京地方裁判所は集団訴訟の原告女性13
人に対し、順天堂大学が合計約805万円の支払
いを命じる判決を言い渡しました。
この訴訟で順天堂大学は、「男女で異なる合格基
準を定めたのは、全寮制となる1年次の女子寮の
収容人数に制限があったため」、と反論していま
したが、今日の判決では認められませんでした。
昨日は、「性別や年齢での差別の結果、不合格とさ
れた」として順天堂大学、東京医科大学、昭和大
学の3校に損害賠償を求めた別の訴訟で、和解が
成立したことが報じられました。
「公正な入試だったとは認めがたい」と原告女性に
3大学が謝罪し、解決金を支払うことで和解したと
のことです。
和解条項には「公正な入試が行われていれば、原告
が合格したり、1次試験を通過したりしていたこと
を3大学側が認め、再発防止の徹底を図るとする内
容も盛り込まれた」とのことです。
最近の私立医学部入学者の男女比を見ると、「医学
部入試で女子差別は考えなくていい」と言えると
思います。
女子の医学部受験生の皆さんは、自分の実力を出
し切ることだけを考えてください。