医学部入試、歯学部入試や大学入学共通テストを
含め、大学入試での不正行為が発覚した場合は、
「警察に被害届を出すこともある」ことが明記さ
れることになりました。
今年1月の大学入学共通テストで、受験生が試験
中にスマートフォンで問題を撮影し外部に流出さ
せた上で正解を求めた事件が、大きく世間を騒が
せました。
現実的には、「入試でカンニングを禁じる法律は無
い」、とのことで今年の共通テストの外部流出につ
いても偽計業務妨害を適用したとのことです。
こういった問題を受け、文部科学省は毎年策定し
ている大学入試の実施要項に、カンニングなどの
不正行為を行えば警察に被害届を出す場合がある、
ことを明記する方針を固めたとのことです。
具体的には入試を行う各大学の判断になりますが
文部科学省は、被害届を出す場合があることを
各大学が受験生に周知することを求めています。
医学部や歯学部の入試要項にも反映されるかもし
れません。
これまでは、大学入試での不正行為が発覚した場
合は、その試験で失格となることが一般的でした
が、「より強い措置を取ることもある」ことを明記
することで、抑止効果を考えているようです。
とは言え医学部受験、歯学部受験に大きな影響を
与えるような話ではないでしょう。医学部受験生、
歯学部受験生を含め、受験生にとっては不正行為
をしないことは当たり前のことです。