昨日、杏林大学医学部の2023年度入試について
お伝えしました。これは、杏林大学の教員向け説明
会で得た医学部入試情報です。
この杏林大学の教員向け説明会は、オンラインで行
われましたが、事前に質問事項を送ることが出来ま
した。
杏林大学医学部の入試について事前に、「補欠者数」
「繰り上げ合格者数」「合格最低点」「2次試験の
小論文、面接の合否判定における扱い」「合格者の
現浪別人数」を質問事項として事前に送りました。
恐らく、この杏林大学の説明会に参加した予備校は、
どこも同じような質問を送っていたと思います。鈴
村学院長もオンライン説明会に参加していましたが、
同じ質問を投げかけていたと思います。
説明会で杏林大学からは、「こういった質問が寄せ
られた」という話はありました。そして、ほとん
どの質問に対して「答えは差し控える」とのこと
でした。現浪別の人数については、合格者ではな
く入学者の現役、1浪、2浪、3浪以上に分けて
の発表でした。
杏林大学医学部は、寄付制度がないことや多浪差別
がないと思われたことから、医学部受験生の中に
「クリーンなイメージ」が定着していました。
しかし、ここに来て他の医学部の情報公開が進む
中、杏林大学医学部は以前、公表していた補欠者
数や繰り上げ合格者数を非公表にしたことで、情
報公開に後ろ向きな印象を持ってしまいます。
先日、北里大学医学部のオンライン説明会があり、
鈴村学院長と私が参加しました。北里大学医学部
では、一般選抜の補欠者数は非公表でしたが繰り
上げ合格者は187名で、補欠順位187位まで
が繰り上がったことを教えてくれました。正規合
格者の内訳では4浪3名、4浪以上3名、大卒・
高卒認定など2名ということも教えてくれました。
医学部受験生を後押しする立場としては、医学部
各大学が医学部入試の情報公開に、さらに積極的
になってもらいたいと思います。