医学部受験、歯学部受験を考える際には一般選抜
だけでなく学校推薦型選抜(推薦入試)、総合型
選抜(AO入試)もぜひ、考えてください。
医学部受験、歯学部受験では一般選抜は厳しいの
で、出来れば一般選抜の前に志望校の合格通知を
手にしたいところです。
医学部受験生や歯学部受験生にとって、総合型選
抜はあまり考えの中には無いかもしれません。
しかし、一般選抜や学校推薦型選抜とは違う試験
内容になりますので、大きなチャンスになる可能
性もあります。
一般的に、総合型選抜(AO入試)は「人物本位
の入試」などと言われます。学力よりむしろ、
「これまでの活動歴」や「学部や大学に対する
意欲、貢献の可能性」などを評価する入試と言わ
れています。
新型コロナウイルス感染症の影響で、部活の全
国大会が無くなるなどから「大学へのアピール
ポイントが無くなったと嘆く受験生が多い」など
と報道されています。
医学部受験生、歯学部受験生と話していると「ア
ピール出来ることが無いので、AOは無理」と言
う受験生によく会います。
他学部のAO入試(総合型選抜)であれば、そう
なのかもしれません。しかし、医学部や歯学部の
AO入試(綜合型選抜)は違います。
医学部も歯学部も入学後の勉強は非常に大変です。
留年も珍しくありません。卒業後には国家試験が
待ち受けています。
医学部も歯学部も入学させたい受験生は「医学部
ないし歯学部の勉強についていける受験生」です。
「入学後、大学の学習を問題なくこなしていける受
験生かどうかを見極める」のが医学部入試、歯学部
入試です。それは、一般選抜でも学校推薦型選抜
でも総合型選抜でも変わりません。
医学部や歯学部の総合型選抜では、「運動部で活躍
した」「生徒会で中心となって頑張った」といった
ことは、合否にほぼ関係しません。とにかく、試験
当日の得点、評価が全てだと考えてください。「他
学部の総合型選抜とは違う」ということを理解して
下さい。