今年の共通テストは大幅に難化し受験生の多くが
想定していた得点をかなり下回る結果となりまし
た。そんな厳しい状況でも国公立医学部の志願者
は前期、後期ともに増えました。
数学ⅠA・ⅡBの平均点が前年に比べ合計で36.6
点も下がり、理科は化学、物理、生物全てで前年
の平均点を下回りました。特に生物は23.8点もの
平均点ダウンでした。
このように、特に理系受験生には厳しい共通テス
トでしたが、国公立医学部の志願者は増加しまし
た。医学部の難易度は他学部を圧倒するほどの難
易度ですが、医学部志望者は怯むことなく最難関
学部に挑戦しました。そこには、「何が何でも医
学部」という医学部志望者の強い意志を感じます。
国公立医学部前期の志願者は314人、2%の増加
で、志願倍率は4.15倍となりました。後期の志
願者は145人、2%の増加で志願倍率は19.99倍
でした。国公立大学全体の志願倍率は前期が2.9
倍、後期が10.0倍でしたので、医学部の倍率の
高さが目立ちます。
毎年、その年の医学部受験と歯学部受験をまと
めた「入試総括」を無料で発行しています。
その中に私立医学部はもちろん、国公立医学部
についても詳しく掲載しています。今日の記事
は、触りの部分です。
発行は7月4日(月)を予定していますが、
2022年度入試の入試総括のご案内は改めて
させていただきます。