夏休み中はいつにも増して、医学部受験や歯学部
受験を目指して頑張っている方からのご相談、お
問い合わせが多くなります。
医学部受験、歯学部受験に向け頑張っている方達
とお話しさせていただく中で「その勉強方法で、
いいの?」「なぜ、その教材?」と思わされること
が多くあります。
文系・理系関係なく、多くの生徒の進路指導をす
る高校の先生が私立医学部受験、私立歯学部受験
に詳しくいないのは仕方ないことだと思います。
しかし、塾や予備校の先生が担当する生徒の志望
学部の入試に関心を持たないことは、許されるこ
とだと思いません。
「医学部予備校の先生」と言っても、その医学部
予備校だけで教えている先生ならいいのですが、
掛け持ちの先生も多く、なかなか「全国の医学部
入試研究」まで手が回らなかったりするようです。
医学部予備校の先生に、例えば「岩手医科大学医
学部総合型選抜は、どういった問題が出題される
のですか?」と聞いた時、その場で分からなけれ
ば「次回までに調べておく」でいいのに、曖昧な
返事で誤魔化す先生も少なくないようです。
特に私立歯学部受験は志望者の数も少なく、「分
からない」先生が多いと思います。
そういった先生が、大学受験という一括りで生徒
の指導を行うと「なぜ、その教材?」「どうして
それをやるの?」ということが起きてしまいがち
です。
先生が、担当する生徒の志望校の入試にあまり
詳しくなければ、生徒のために「研究」してく
ださればいいのですが、全ての先生がそうとは
ならないようです。
私立医学部の学校推薦型選抜、総合型選抜や
私立歯学部の学校推薦型選抜、総合型選抜は、
過去問が公表されていないことが多く、ピント
外れの対策になる恐れがあります。先生がご存
じなければ、オープンキャンパスなどに参加し
て「こんな問題が出ているようです」と先生に
伝えてください。