東邦大学医学部の総合型選抜(総合入試、同窓生
子女入試)では英語や数学、理科といった学力試
験は課されません。小論文もありません。
東邦大学医学部総合型選抜(総合入試、同窓生子
女入試)の筆記試験は、「基礎学力」と「適性試
験」の2つの試験になります。
このうち、「基礎学力」は一般選抜でも出題され
ていますので、どういった問題が出題されるのか
分かると思います。
問題は、「適性試験」です。
東邦大学医学部総合型選抜の過去問は公表されて
いませんので、医学部受験を考えている皆さんは、
どのような問題が出題されるのか戸惑いを覚えて
いると思います。
医学部の適性試験というと、東海大学医学部編入
学試験で出題されていました。東京女子医科大学
医学部推薦の思考力試験も、以前は適性試験と言
っていました。ただ、東邦大学医学部の適性試験
は、これらとは問題がかなり違った独特の問題が
出題されています。
医学部の適性試験は、特に知識を必要とするよう
な問題ではなく、基本的には「その場で考える問
題」です。ただ、出される問題のパターンは決ま
っています。東京女子医科大学の思考力試験も、
そうですし東邦大学医学部の適性試験も、問題の
パターンは決まっています。
一見、対策が出来ないように見えますが、そんな
ことはありません。
昨年は、「立方体の展開図」に関する問題が出題
されましたが、同種の問題で練習し、慣れること
は十分に可能です。4コマ漫画の問題は、2年続
けて出題されています。
東邦大学医学部総合型選抜の受験を考えているの
であれば、出来る範囲でいいので適性試験対策も
進めてください。