10月に入ると総合型選抜(AO入試)が始まり医
学部受験、歯学部受験が現実のものとなって来ま
す。受験予定者の面接指導が続いています。
今日は、東海大学医学部の「希望の星育成」入試
で課される「オブザベーション評価」の指導をし
ました。これは、受験生にグループで作業をさせ
て、面接官が評価するものです。ただ、医学部受
験、歯学部受験の面接では、主に個人面接が行わ
れます。
東海大学医学部「希望の星育成」でも、オブザベ
ーション評価の他に個人面接が行われます。その
個人面接の指導をしていると「面接の出入り」に
ついて聞かれることが多くあります。
「ノックは2回か3回か?」「失礼します、を言う
タイミングは?」「椅子に座るのは、面接官に促さ
れてからか?」などの質問をよく受けます。
私の答えは、「どうでもいい」です。
非常に乱暴な答えだと感じる方も多いと思います。
私が言いたいのは「面接の出入りに決まりはない。
出入りに気を取られるより、面接に集中しろ」と
いうことです。
面接の出入りを気にするあまり、ちょっとしたこ
とで「頭が真っ白」になってしまう恐れがありま
す。
実際の面接では「入室の際、ノックはしなくてい
い」と言われることもあります。「ノックは2回」
と決めていたのに、「ノックはするな」と言われ
て大きく動揺してしまうかもしれません。
面接官が見たいのは、礼儀正しいかではなく目の前
の受験生の本質です。出入りが多少ギクシャクして
も面接の評価に大きく影響することはありません。
「出入りは、普通にやればいい。順番が狂ったとし
ても気にすることはない。それより、とにかく面接
官の質問に集中」これが私の考えです。