医学部受験での合格に向かって、受験生の皆さん
は問題集を使って勉強していると思います。定番
と言われる問題集で勉強を進めている人は多いと
思いますが、ボロボロになるまでやれば合格出来
るかと言えば、そうとは言えません。
医学部受験のための勉強は、何のためにやってい
るのでしょうか?「志望校の医学部入試で合格点
を取るため」のはずです。けして、問題集をやり
込んでボロボロにするためではないはずです。
どんなに定評のある問題集が仕上がったとしても、
実際の医学部入試で出題された問題が解けなけれ
ば意味がありません。
あくまで問題集を使って勉強をするのは、「医学
部入試の問題を解くため」です。問題集に載って
いる問題しか医学部入試では出題されないのなら
いいのですが、けしてそうではありません。
そこを忘れて、ひたすら問題集に取り組む受験生
がいます。「これさえ仕上げれば、医学部は合格
出来る」と思い込んでいます。
定番と言われる問題集は医学部入試のために書か
れた物ではありません。学部によらず、多くの
受験生から支持されるから、「定番」と言われる
ようになるのです。
医学部受験を考えるのなら問題集だけで終わらず、
やはり実際の医学部入試の過去問にも触れてくだ
さい。加えて、試験時間も考えてください。
「この問題を何分で解かなければならないんだ」
という意識は医学部合格に向かって欠かせません。
明日から10月になります。受験予定の医学部
の過去問にも触れて欲しい時期です。