昨日、河合塾が来年1月からの2023年度医学
部一般選抜志願動向予想を発表したことをお伝え
しました。大学別の詳細を見てみましょう。
河合塾は国公立医学部、私立医学部それぞれ大学
別の志願動向予想を発表しています。まず、私立
医学部一般選抜の志願動向予想を見てみましょう。
河合塾は、2023年度私立医学部一般選抜の
志願者数について、私立医学部全体では前年の
112%と予想しています。
これを大学別、試験区分別に見ていくとどの大学
も共通テスト利用入試の志願者数アップを予想し
ています。
共通テストも3年目を迎えることになり、受験生
が「どのような問題が出題されるのか」について
不安を抱くことが少なくなったから、かもしれま
せん。
河合塾が、私立医学部共通テスト利用入試で特に
志願者が増えることを予想している大学は、杏林
大学医学部の61%増、福岡大学医学部の48%
増、東京医科大学の46%増、藤田医科大学の
43%増、関西医科大学の36%増といった大学
です。
例えば、今年の杏林大学医学部共通テスト利用入
試前期には685名が志願しています。これが河
合塾の予想どおり61%増となると杏林大学医学
部共通テスト利用入試の志願者は、1103名と
募集人員15名に対し1000名を超える志願者
が殺到することになります。
医学部受験で共通テスト利用入試は一層、厳しい
戦いになるかもしれません。
共通テスト利用入試ではない通常の私立医学部一
般選抜の志願者動向予想については明日以降、
お伝えいたします。