医学部受験、歯学部受験の出願に際し、志望理由書
などは、どのように使われるのかを考えて書くこと
が大切だとお伝えしました。
言葉を変えて言えば医学部受験、歯学部受験で「合
否にどの程度、影響するか」を考えて、「十分な時間
を掛けて書き上げるのか、それほど時間を掛けなく
てもいいのか」を見極めることが欠かせません。
金沢医科大学医学部総合型選抜の自己推薦書は、60
点の配点がついています。当然、時間を掛けて「高い
評価」を得られる自己推薦書を書く必要があります。
しかし、同じ金沢医科大学医学部総合型選抜の他者か
らの推薦書は、評価の対象外で「参考にする」と明記
されています。
東京女子医科大学医学部学校推薦型選抜の志望理由書
と自己評価書も評価方法については触れられていず、
それ自体を評価するわけではない評価の対象外と考え
ていいでしょう。
こういった、それ自体を評価しないものは面接の材料
として使われます。面接の評価の際に、影響してきま
す。ですから、面接の材料として使われるものを書く
時には「面接で聞かれて困ることは書かない」「書いた
ことについては、何を聞かれてもいいように準備する」
ことが大切です。
例えば、大学志望理由でTBLやPBLについて触れる
のであれば、TBLやPBLでは、「具体的にどのような
ことが行われるか」、「その大学のTBLやPBLは他大
学と違いがあるのか」について話せるようにしておい
てください。
「ボランティアをやりました」と書くのはいいのですが、
「ボランティアでやったこと、どのくらいの回数をやった
のか」、を面接で聞かれて困るようなら書かない方がいい
でしょう。
この辺りを注意して志望理由者などを書いてください。