今日は、聖マリアンナ医科大学医学部学校推薦型
選抜、金沢医科大学医学部の学校推薦型選抜と総
合型選抜が行われました。2023年度の私立医
学部受験が本格的にスタートしました。
聖マリアンナ医科大学の学校推薦型選抜は、昨年
まで指定校制と公募制の両方を実施していました
が、今年から指定校制を廃止し公募推薦のみにな
りました。
指定校推薦を廃止したことから、公募推薦の募集
人員は約10名から約25名に15名増えました。
医学部受験で募集人員が15名も増えることは珍
しく、受験生がどう反応するのか注目です。
昨年の公募制推薦には募集人員約10名に対し、
59名が志願しました。募集人員が15名も増え
たことで、志願者も大幅に増えるように思います
が私は、それほど増えていないように思います。
昨年までの聖マリアンナ医科大学学校推薦型選抜
では、指定校の受験生は公募も併願出来ました。
公募推薦の志願者59名のうち50名ほどは指定
校との併願だと思われます。指定校になっていな
い高校から、公募推薦だけを志願した受験生は
10名程度だったと思われます。
今年から指定校推薦が廃止されましたので、「指
定校だから出願し、併願できるから公募にも出
願する」という受験生がいなくなります。「指定
校だから公募も併願して出願する」ことが出来な
くなりました。
さらに、聖マリアンナ医科大学の公募制学校推薦
型選抜の試験科目には「自然科学総合問題」があ
ります。過去問も公表されていませんので、受験生
としては「どんな問題が出題されるのだろう」と戸
惑いを感じるでしょう。
「指定校がなくなり、自然科学総合問題も課される」
という事から、聖マリアンナ医科大学学校推薦型選抜
は、募集人員は増えたものの志願者は、それほど増え
ないのではないかと思います。