医学部受験、歯学部受験では学力試験の他に小論文
と面接が課されることが多くなります。小論文には
手を付けていても、面接は何もしていない人が少な
くないのではないでしょうか?
「面接は何とかなる」、「学科試験が良ければ面接は
関係ない」と思っている受験生も少なくないと思い
ます。
少なくとも、面接で「入学不可」と判定されない
ように準備をしておかなければなりません。面接に
慣れていないと、緊張のあまり考えられない受け答
えになってしまう恐れがあります。
それだけではありません。
例えば昭和大学医学部選抜Ⅱ期の面接には200点
の配点がついています。学力試験の配点は、4科目
合計で200点です。学力試験と面接が同じ配点で
す。昭和大学医学部選抜1期でも面接に70点の配
点が付いています。
東京医科大学の面接には40点、日本大学医学部の
面接は60点、聖マリアンナ医科大学の面接は50
点、兵庫医科大学一般選抜Aの面接は調査書と合わ
せて、100点の配点がついています。
歯学部でも、昭和大学歯学部の面接は60点、日本
大学歯学部の面接は30点、松戸歯学部一般A方式
の面接は50点の配点が付いています。
医学部受験、歯学部受験で面接を軽く考えるわけに
は行きません。医学部で「1次試験が受かってから」
初めて面接に着手すると時間的に厳しいものがあり
ます。歯学部の面接も試験直前に慌ててやるようでは
付け焼刃になってしまいます。
そうならないために、12月中に一度、面接対策をや
っておくといいと思います。時間は30分から45分
程度でいいと思います。面接指導に、それ以上の時間
を掛けるのは無駄だと思います。
まず、「医学部志望理由(歯学部志望理由)」と「目指す
医師像(目指す歯科医師像)」をある程度固めておけば、
1次試験合格後や試験直前でも慌てることはありません。
余裕があれば、「自己ピーアール」もやっておくといいで
しょう。ただし、「余裕があれば」です。MMIは、1次
試験合格後でも間に合いますが、これも余裕があれば
12月中に一度やってみてもいいと思います。
12月中に一度、面接対策をやっておくと試験直前でも、
慌てることがなくなりますので一度、面接の練習をやって
おくことをお勧めします。