今日の福岡大学医学部推薦の合格発表で私立医学部
と私立歯学部の推薦・AOの合格発表がほぼ終わり
ました。今年の合格者の顔ぶれを見ていると、はっ
きりと分かることがあります。
オンラインで個別指導を行う、メルリックスオンラ
インから東京女子医科大学医学部推薦を5名が受験
し、4名が合格しました。残念な結果だった1名も
僅差だったと思います。
合格した4名のうち2名は、歯学部に通いながらの
「女子医推薦対策」で、1名は高校の寮での女子医
推薦対策でした。
私立歯学部推薦入試は、11名が受験し10名が合
格しました。結果の出なかった1名は、試験直前か
らの指導で時間的な制約があり、私たちの力及ばず
で、申し訳なく思います。
東京歯科大学に4名、日本歯科大学生命歯学部に
2名、大阪歯科大学に2名、日本大学歯学部に1名、
神奈川歯科大学に1名、日本大学松戸歯学部編入に
1名が合格しました。
山口県の生徒は、東京歯科大学と大阪歯科大学の
両方に合格しました。日本歯科大学生命歯学部に
合格した生徒の1人は、高校のラグビー部の寮から
のオンライン受講でした。部屋は4人部屋で勉強に
向いている環境ではありませんでした。この生徒
は、県大会で優勝し花園での全国大会に向けて、
まだ練習を続けています。ラグビー漬けの毎日から
の合格です。
メルリックスオンラインからの合格者の顔ぶれを見
ていて感じる1つは、「地方が不利と言う時代は終
わった」ということ。もう1つは、「出る問題を解
けるようにすれば合格する」ということです。
歯学部に通いながらの準備であったり、寮からの
受講であったり、制約の多いなかでの試験対策で
合格出来たのは、「その大学の試験で出る問題」に
絞って準備を進めたからです。
東京女子医科大学医学部推薦入試の「思考力試験」
は、高校の勉強とは違う独特の問題で、過去問は
ありません。
私立歯学部推薦入試の問題も、基本的に過去問は
ありません。
過去問は無くても、受験者からの「こういう問題が
出た」という受験者報告はあります。この報告に沿
って、とにかく「出る問題」だけに絞ってオンライ
ンで個別指導を行いました。
東邦大学医学部総合入試にも合格者が出ましたが、
過去問のない「基礎学力」と「適性試験」両方の
受験者報告に沿った指導が効果を上げたと思います。
全てのメルリックスオンラインの生徒の面接は私が
直接、担当しました。合格した生徒は多かったので
すが、東海大学医学部展学のすすめ、金沢医科大学
医学部AOでは1次試験は合格したものの、2次試
験では合格とならなかった生徒もいました。
私自身も、まだまだ頑張らなければなりません。
北里大学医学部に合格した茨城県の生徒は、1回目
の面接指導では先行きに不安を覚えました。北里大
学医学部では2種類の面接を行い、面接を重視して
いますので、「相当、頑張らなければ」と感じました。
しかし、試験前日の最後の面接指導では、私が驚く
ような素晴らしい仕上がりで、「大丈夫だ」と思わ
せてくれました。生徒の頑張りに上手く応えられた、
こういうケースを増やして行けるよう私自身も、ま
だまだ頑張る必要があります。
医学部推薦入試、歯学部推薦入試は基本的に過去問
がありませんが、医学部も歯学部も一般入試の過去
問はあります。過去問を見て、出題傾向から「残さ
れた時間、何をやるべきか」を考えた勉強を進めて
下さい。「志望校の試験で出る問題」さえ出来れば
いいのです。
必要なのは、満点ではなく合格点です。志望校の
一般入試で合格点を取るための勉強を推し進めて
下さい。