医学部入試

医学部の面接でMMIの導入が進むわけ

医学部受験では学力試験の他に面接も課されます。
医学部の面接には個人面接、グループ面接、グル
ープ討論といった面接がありますが最近、MMIを
導入する医学部が増えています。

医学部の面接は、「この受験生は、自校の学生とし
て相応しいか」を計るために行われます。大学に
より個人面接であったり、グループ討論であった
り様々ですが、「受験生を試す」という点は変わり
ません。

例えば岩手医科大学医学部の面接の配点は50点
です。理科1科目の配点は75点ですから大きな
配点と言えます。昭和大学医学部の配点も理科1
科目100点、面接70点となっています。

この他にも東京医科大学が40点、日本大学医学
部が60点、聖マリアンナ医科大学が50点、藤
田医科大学が40点、兵庫医科大学(前期)が
100点、久留米大学医学部が50点、福岡大学
医学部が50点となっています。

金沢医科大学は英語、数学がそれぞれ100点、
理科1科目が75点ですが、面接は110点の配
点となっていて、英語や数学より大きな配点に
なっています。

医学部受験では面接を重視していることが分かり
ます。一方で、医学部の方々と話していると「予
備校でしっかり準備をしてきた受験生と、近くに
予備校が無く準備が出来ない受験生がいて、どう
しても差が出来てしまう」ということをよく聞き
ました。

こういったことを解消するために、MMIの導入が
進んでいます。私立医学部で最初にMMIを導入し
た藤田医科大学では面接に際し、高校の制服を着て
こないよう受験生に指示しています。

「高校の制服から先入観を持ってしまうことのない
ように」ということからです。それだけ医学部は
「面接を真剣に考えている」ということです。

MMIを含めて個人面接の練習は1回、30分程度で
十分です。それ以上の時間を掛ける必要はありません。
ただし、「やらなくていい」とは思いません。30分
程度の面接練習を複数回やることをお勧めします。

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