私立医学部受験、私立歯学部受験では受験校をどう
するかは非常に重要です。受験生の皆さんは、出願
手続きを進めているところだと思いますが、ここは
慎重になってください。
医学部受験でも歯学部受験でも、合格するためには
自分の持っている力を出し切ることが欠かせません。
しかし、特に現役生が実際の入試に落ち着いて向き
合うことは簡単ではありません。
中高一貫校の現役生なら、小学6年生の時以来の入
学試験です。小学生の時の中学入試と高校生で受け
る大学入試では、親のかかわりも違うでしょう。高
校受験を経験した受験生も含めて大学入試は、親を
頼れません。
初めての医学部受験、歯学部受験では試験会場の
雰囲気に飲まれてしまう恐れが充分にあります。
特に私立医学部の試験会場は、これまで経験して
きた、どの試験とも全く違うでしょう。
多くの予備校関係者が並ぶ試験会場までの道を、
短時間に2000人ほどの受験生が歩きます。現
役生が「試験会場の雰囲気に飲まれる」ことは当
然と言っていいかもしれません。そのような精神
状態では、力を出し切ることは難しいでしょう。
ただ、一度でも試験会場の雰囲気を経験すると落
ち着きも出てくると思います。ですから、いきな
り第一志望校を受験するのではなく、その前に他
大学を受けておくことを検討してください。
「試験に慣れる」ことも考えてみてください。