金沢医科大学医学部一般選抜前期の1次試験合格者
が発表になりました。今年の1次試験合格者は昨年
より42名多い、539名でした。
金沢医科大学医学部前期の募集人員は72名ですか
ら、1次試験合格時点での倍率は7.5倍です。ただ、
昨年の正規合格者と繰り上げ合格者を合わせた総合
格者は161名でしたので、総合格者で考えると1
次試験合格時点での倍率は3.3倍になります。
2次試験合格となるのは3人に1人ですから、まだ
まだ安心は出来ません。
ところで、金沢医科大学医学部1次試験の東京会場
の第3試験室で、数学の試験時間が15秒短くなる
不手際がありました。
これに対して、合否判定は通常どおり行われました。
この部屋で1次試験を受けていた受験生は、申し出が
あれば後期試験の受験料を免除することも発表されま
した。
15秒とはいえ、マーク式ですから答えを書けた可能
性もあります。非常に残念なことです。
金沢医科大学医学部の2次試験は、配点60点の小論
文と配点110点の面接(調査書を含む)になります。
2次試験の配点合計は170点になります。英語も数
学も100点で、理科は2科目で150点です。
2次試験の配点は、理科2科目の配点より大きくなり
ますので当然、1次試験とは順位が大きく動きます。
金沢医科大学の2次試験に向けた準備は非常に重要で
す。
金沢医科大学医学部の小論文は、一般的な「医学部
の小論文」とは異なります。自分の考えを書くと言
うより、思考力を試されるような問題です。
問1で、与えられた資料文の200字要約。問2で、
「説明」が求められます。
通常の「医学部の小論文」とは異なりますので、「金
沢医科大学の小論文」に慣れておくことが欠かせま
せん。過去問を使って、「金沢医科大学の小論文」に
慣れておいて下さい。
問1も問2も、200字ですので簡潔にまとめる力
が欠かせません。やはり、「慣れ」が必要です。
金沢医科大学医学部一般選抜の面接は、受験生5名
程度でのグループ討論になります。
面接官は5名ほどの受験生を一度に見ることが出来
ますので、差を付けやすい面接になります。
金沢医科大学の面接で行われるグループ討論は、2
つの部屋を使って行う、独特のグループ討論になり
ます。
なかなか1人では練習出来ないので、実際の金沢医
科大学のグループ討論と同じ人数、同じ設営、同じ
進行で行う、「金沢医科大学グループ討論対策講座」
を利用するのもいいでしょう。いくつかの予備校で
やっていると思います。
グループ討論は他のメンバーと、どう折り合いを
付けていくかが重要で、実際にやってみるのが一番
いいと思います。