関西医科大学医学部で、一般選抜前期の2次試験
合格者の発表がありました。今年の関西医科大学
医学部前期の合格者や補欠者を見ると、学費大幅
値下げの影響を感じます。
関西医科大学医学部一般選抜前期の正規合格者は、
126名でした。関西医科大学医学部一般前期の
正規合格者は例年、募集人員の2倍でした。
今年と同じ募集人員55名だった昨年、一昨年の
正規合格者は募集人員55名の2倍、110名で
した。
今年も募集人員は変わっていませんが、正規合格者
は126名でした。
これは、「学費の大幅値下げによって本来、国公立
医学部を第一志望とする医学部受験生の出願が増え
た。入学辞退者も増えるだろう」と関西医科大学が
考えたのではないかと思います。
補欠者も昨年の166名、一昨年の163名に比
べ20名以上多い187名でした。
実は、1次試験合格者も昨年、一昨年に比べ40
名ほど増えていました。
やはり、学費の大幅値下げに受験生は反応したよう
です。そのことを関西医科大学も感じていたと思わ
れます。
医学部受験では、東京女子医科大学医学部が学費の
値上げで志願者を大きく減少させたように、「学費」
は志願動向に大きな影響を与えます。