明日は私立医学部後期・2期の1次試験が、埼玉
医科大学、昭和大学医学部、日本大学医学部、関
西医科大学の4校で行われます。
私立医学部後期・2期の1次試験が4校で重なった
わけですから、受験生としてはどの医学部に出願す
るのか、迷ったと思います。
この4校の後期・2期の募集人員は埼玉医科大学が
20名、昭和大学医学部が18名、日本大学医学部
が15名、関西医科大学が共通テスト利用後期と合
わせて5名となっています。
この4校で最も多くの志願者を集めるのは、埼玉医
科大学医学部ではないかと思います。募集人員が最
も多いこと、そしてこの4校のなかで「入試難易度
が最も低い」とされていることから、埼玉医科大学
に出願した受験生が最も多いのではないかと思いま
す。
学力に自信のある受験生や、既にどこかの医学部に
合格している受験生は、昭和大学医学部か関西医科
大学に出願したと思います。
そうなると、エアポケットのようになる可能性を感
じるのが、日本大学医学部N方式2期です。
実際に日本大学医学部2期の志願者は、前年の
1137名から271名減って、866名になりま
した。前年志願者の4分の3です。
もちろん、他の医学部も試験日重複の影響で志願者
は減少していると思いますが、もう少し軽微ではな
いかと思います。
ちなみに、日本大学のN方式は他学部と併願が出来
ます。日本大学歯学部N方式2期の志願者は前年の
97%、松戸歯学部の志願者は前年の98%とほぼ
前年並みとなっています。
日本大学医学部N方式2期に出願した受験生は、
「医学部に合格できればいいけど、歯学部を確実に
取りたい」という受験生もいそうです。